folja
創作

20260720(散文詩)

更新

「地球は平面で、しかもねじれている。」格調高い散文詩。

地球は平面で、しかもねじれている。だからある側面からみればそれは球体のように投影されるけれども、ほんとうはもっと嫌味なかたちをしている。そこからみえる星屑はみんなゴミだ。まれに落ちてくるのがいよいよ救いようのない悪さをしている。役に立たない。同じ面をしている。地上のゴミより天上のゴミのほうが多いというのは、まだ落ちてきそびれたゴミたちが多いということで、片付けられて、うやうやしく博物館にでも飾られなければ、地上で一眠りもして、星屑はむくむく動き出す。そうしないと無機質な鉱物は死ぬことができないから。死んだらねじれのいちばん弱まったところにある滑り台に乗って、また天上へ戻る。それが嫌だと、ねじれのいちばんひどいところへ身を捩じ込んで、潰される。そちらのほうが幸せだ、と、案外人気があるらしく、最近は捩れがそのせいで戻ってきている。向こうがずっと見える真っ平になろうとしている。